革が製造される工程について

革は様々な工程を経ながら製造されます。
製造されるまでに、物によっては数ヶ月の期間がかかることもあります。

革が製造されるまでの工程

(1)原皮を水洗いする

革製造業者では、仕入れた原皮をまず水洗いします。
原皮は塩漬けになっているため、大きなドラムを使い、この塩を洗い流します。

その後革の繊維をほぐし、さらに脱毛処理のため石灰漬けにします。
最後は石灰を洗い流し、次のなめし工程へ向かいます。

(2)なめす

「なめし」は革製造の中心的な工程です。
なめされることにより、動物の皮膚であった「皮」が、製品の原材料となる「革」になります。

なめされることにより、革は腐敗しないようになります。
また適度な強度としなやかさを持つことともなります。

なめしには、大きく分けて2種類あります。

タンニンなめし

タンニンなめしには、植物の渋が使われます。
革の自然な風合いが生き、植物原料ですから自然にやさしいのも特徴です。
ヌメ革が、タンニンなめしの代表的製品です。
タンニンなめしは完成までに数ヶ月かかる場合もある、大変手間のかかるやり方です。

クロムなめし

クロムなめしは、塩基性硫酸クロムが使われます。
数日で出来上がり、革が柔らかく、美しく仕上がるのが特徴です。
耐熱性や染色性、弾力性に富んでいて、衣料など様々な製品に使われています。
ただ廃棄物は有害ですので、環境保護の観点からは問題も孕んでいます。

(3)色付けする

なめし工程が終了した革は、水洗いし、乾燥させたあと染色されます。
染色には革の厚みを考慮する必要があります。

(4)乾燥させる

染色された革は、乾燥させます。
革素材によって、様々な乾燥方法が考案されています。

(5)仕上げ

乾燥させた革は、型押しはツヤ出し、エナメル加工、バケッタ製法など、様々な方法で仕上げられます。
その後、梱包して出荷となります。

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