革を製造する技術はヨーロッパが一番

財布を製造するのに、縫製技術については、日本が世界一だと言われています。
ただ原料となる革そのものを製造することについては、ヨーロッパの技術が一番です。

ヨーロッパには革製造の伝統がある

何よりヨーロッパには革製造について、1000年以上にわたる長い伝統があります。
優れた技術者が多数存在し、伝統技術を今に継承しています。

またヨーロッパの牛が、革を製造するのに向いているというところもあるといわれています。
広大な牧場で、ストレスなしに、のびのびと育てられているために、革が優れているのです。

さらにヨーロッパでは、革製造についての様々な技術があります。
牛の飼育方法に工夫をこらしたり、革の部位によってなめし方を変えたりし、上質な革を製造するのです。

ヨーロッパ各国の革製造技術の特徴は?

イタリア

イタリアは、ヨーロッパの中でも特に、革製造に一日の長があります。
バケッタ製法などの様々な革製造の伝統技術を、1000年以上も継承しています。

植物原料のみを使って革をなめす、ベジタブルタンニンの協会も、イタリアにあります。
この協会では、ベジタブルタンニン100%でなめされた皮革の認定を行っています。

皮革製造で有名な地方であるトスカーナ地方などには、数千とも言われる革製造業者があります。
ここで技術者はしのぎを削り、互いに励まし合いながら、技術を向上させています。

イギリス

イギリスの革製造は、「乗馬」から始まったと言われています。
馬具を作るための革を製造するために、丈夫な革を製造することに長けていると言われます。

ブライドルレザーも、そのようなイギリス産の皮革の一つです。
イギリスには靴メーカーも多く、そのためにも革は必要とされています。

ドイツ

ドイツは「クロムなめし」と呼ばれる、化学薬品を使った革製造の発祥の地です。
クロムなめしされた革は、柔らかくて伸び縮みするのが特徴です。

ただ現在では、地球環境保護の観点から、クロムなめしはやや下火になりつつあります。
クロムなめしの薬品が、有害物質を発生させてしまうからです。

フランス

フランスの革は、色が美しいのが特徴です。
発色がよく、エレガントな革を製造する業者が多数います。

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